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ヨガの呼吸がもたらす3つのメリット
こんにちは!ヨガトレ®指導者のterukoです!
今日は私がヨガをオススメしたい理由の一つの「呼吸」についてお話します。
目次
呼吸とは?
私は看護師として病院で勤めていましたが、呼吸は本当に大事です。
呼吸というのは生きる上で絶対大事ですよね。
心臓が動くのと同じくらい大事です。
心臓の動きは私たちではどうにもならないけれど、呼吸は自分たちで調整することが出来ます。
呼吸筋が大切なワケ
呼吸といえばメインは肺だと思いがちですが、実は重要なのは筋肉です。
上は首、下は骨盤付近に至るまで呼吸に関連した筋肉があります。
先ほども言いましたが、心臓をはじめたくさんの臓器がありますが、肺は自分の意思でコントロールできます。
それは私たちが自ら動かせる筋肉(随意筋)によって肺が動かされるからです。
呼吸における空気の出し入れは肺が自ら膨らんだり縮んだりするワケではありません。筋肉の力を借りて換気を行っているのです。
なので呼吸筋が大切になります。
呼吸というガス交換
簡単に説明すると、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する役割を担っていますが、これをガス交換と言います。
肺で行われるガス交換を外呼吸
各細胞で行われるガス交換を内呼吸
と言います。
どちらも正常に機能させることが重要です。
酸素の運び屋ヘモグロビン
ちなみに赤血球に含まれるヘモグロビンが酸素を運ぶので、ヘモグロビンの原料となる鉄分とタンパク質を適度に摂取することが大事です。
呼吸による3つのメリット
呼吸が整えば姿勢も整う
呼吸と姿勢は表裏一体です。
背中が丸まっている時の呼吸と、腰が反っている時の呼吸はどんな感覚でしょうか?
おそらく背中が丸まっていると吸いにくく、腰が反っていると吐きにくいでしょう。
それほど姿勢と呼吸は密接で、深い呼吸をしようとすると自然と姿勢が良くなるし、姿勢を整えれば自然と呼吸がしやすくなります。
それはどうしてでしょう?
呼息筋と抗重力筋
そうです。呼吸に使われている筋肉と姿勢に使われる筋肉が似ています。
ヒトの特徴直立二足歩行。頭も重く不安定で前に倒れやすい構造になっています。それを抗重力筋(脊柱起立筋、腹筋群、腸腰筋、大臀筋、下肢部の筋肉)が後ろから引っ張るように機能することで姿勢を維持しています。
特に呼息筋(息をはくときに使う筋肉)は腹横筋、腹直筋、内外腹斜筋といった腹筋群が多く含まれており、それらは肋骨に接続を持ちつつ、姿勢を維持する抗重力筋としても機能しています。
深い呼吸で呼息筋を使うことは、自動的に姿勢を維持する筋肉を多く使うことになります。
横隔膜の2つの役割
呼吸の最重要筋の横隔膜は正しい姿勢を維持する上で欠かせない特徴が2つあります。
一つ目は、下半身の抗重力筋との関係です。横隔膜は靭帯や筋膜を介して大腰筋につながっているため、横隔膜と下肢部の抗重力筋との連動性を生み出します。
二つ目に、横隔膜と腹横筋、多裂筋、骨盤底筋とのつながりです。これら4つはインナーユニットと言われ腹腔を形成します。
腹圧は横隔膜の収縮によって高まり、高まった圧を逃さないようにしているのが残りの3つ。
腹圧を高めることは脊柱の安定を生み出すので姿勢維持には欠かせません。
よって深い呼吸はインナーユニットの機能も高めます。
自律神経が整う
ヨガの十八番と言えば自律神経の調整です。それも呼吸にあります。
私たちは血液の流れや腸の活動はコントロールできません。それらをコントロールしているのが自律神経です。
でも、呼吸だけは唯一私たち自身で意識的に働きかけることができます。
この自律神経は「交感神経」と「副交感神経」で構成されており、交感神経は戦闘モード、副交感神経はリラックスモードと相反する性格を持っています。
この二つがバランス良く働くことで心身の健康のバランスが保たれる仕組みです。
早くそして胸の方で呼吸することで交感神経が、ゆったり深くお腹の方で呼吸することで副交感神経にスイッチが入ります。
呼吸で自律神経をコントロールするのです。
呼吸により自律神経が安定すると、偏頭痛、首や肩のコリ、不眠、疲労、便秘・下痢の改善が見られます。
現代人は交感神経の過緊張が原因の不調が増えています。
呼吸で脳にもアプローチ!やる気も免疫力もアップ!
エネルギーを生み出すのに必要な酸素を取り入れるための呼吸。臓器や筋肉だけでなく脳にも酸素は必要です。
脳の質量は全体の2%程度ですが、酸素の消費は20%です。
つまりどれだけ脳が酸素を必要としているかわかりますね!
このように呼吸で自律神経のバランスが整ったり筋肉の活性がされたりすれば当然脳にも良い影響が期待できます。
脳とストレスの関係
脳はストレスの影響をおおいに受けます。
脳内では色々な役割があり、ストレスがかかると、まず情報が処理されます。
その処理された情報が脳の中で送られ、今度はそれが 「快・不快」の判断が行われ、同時に「恐怖や不安、怒り、ネガティブ」な感情を生み出します。
そしてその情報がまた運ばれて視床下部というところに到達します。
視床下部は自律神経や内分泌系の反応を引き起こし血圧や心拍、胃腸の動きに変化をもたらします。
通常は怒りや不安の感情が暴走しないようにブレーキをかけてくれるのが前頭前野。でもストレスが慢性的にかかると前頭前野の機能は低下し、悪循環に陥るということです。
呼吸で快適に過ごせるセロトニンを活性化させる
ストレスが溜まりやすい現代社会において必要以上にハイになったり、恐れたりしないように冷静になるためのセロトニンがとても重要です。
セロトニンは平常心や衝動の抑制、抗不安、抗うつ、覚醒などの作用があり、交感神経を抑えて副交感神経を高める効果や前述した前頭前野の活動を高める作用があり、快適な毎日にはセロトニンをいかに分泌させるかが鍵となります。
ではセロトニンを高めるには?
ここで活躍するのがヨガの呼吸です。意識的に行う深い呼吸はセロトニン神経を活性化させることがわかっています。
また朝日を浴びることでも活性化します。
気持ちのいい毎日のために朝日を浴びながら意識的に深い呼吸をして1日をスタートさせましょう。
脳とストレスと免疫力の密接な関係
前述してきたように脳とストレスと呼吸の関係をわかっていただいたでしょうか?
それを踏まえて、免疫機能についてです。
免疫機能は加齢によって著しく低下する上に、ストレスの影響を非常に受けやすいです。
免疫系は自律神経系、内分泌系と同じく視床下部に制御されています。
ストレスで視床下部に影響を受けるということは、免疫系にも影響を受けるということです。
免疫系は副交感神経によって働きが活発になると言われています。
ヨガのゆったりした呼吸はストレスをケアしつつ免疫系の機能を高めてくれる効果が期待できます。
呼吸は最強の体調管理法
このようにヨガのゆったりした深い呼吸は、姿勢に使われるコアの筋肉を活性化させます。
そして、交感神経を抑えて自律神経のバランスを整えてくれます。呼吸によって分泌されるセロトニンも自律神経のバランスを整える効果に加えて幸福感が充実感を生み出す作用があります。
また、精神を安定させることで食べすぎを抑えたり、睡眠不足を改善する効果もあります。
長期的に見ると生活習慣病の予防につながります。このように深い呼吸は一生の健康をサポートし、毎日手軽にできる最強の健康法と言えるでしょう。
誰にでもできる姿勢改善メソッドのヨガトレ®と呼吸
ヨガと呼吸の大事さは理解していただけたと思います。
そしてやりたいなと思った方。そのヨガが難しいとなかなか継続は難しいです。
誰でもできる呼吸と誰でもできるヨガトレ®が本当にオススメです。
ヨガトレ®は姿勢改善のメソッドなのでもうまさに呼吸と姿勢の最強コンビネーションです。
ぜひ姿勢を変えたい方も、呼吸から整えたい方も初めていただきたいと思います!
まずは体験も行ってますので気軽にご連絡いただければと思います!
待ってますよ!
teruko