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子どもの生きる力“非認知的能力”を育むためには“遊び“が大切!大人の関わりの大切なポイント3つ☆
mama studioでおやこひろばや、クラウドほいくえんを担当させていただいております、tomokoです!
現在ベビーシッターや保育スタッフとしても活動しており、可愛くて元気いっぱいの子どもたちと過ごしています♫
目次
非認知的能力ってなに?
“非認知的能力”という言葉。子育て中のお母さんや、教育関係の方であればどこかで目にしたり耳にしたりしたことはあるのではないでしょうか?
例えば字が読める、書ける、数字が分かるといったようなIQで測れる能力を
“認知的能力”と言います。
“非認知的能力”というのは、自己肯定感や自制心であったり、意欲•自立心•自信•粘り強さなどIQで測ることのできない内面の力のことです。
なぜ非認知的能力が大切なの?
例えば「字が書けるようになった」「計算ができるようになった」といった目に見えてわかりやすい子どもの成長や結果に、私たち大人は着目しがちになったりとらわれてしまうことはありませんか?
しかし、先ほど申し上げた非認知的能力=内面の力。これは目に見えてわかりにくく、そしてすぐに答えが出るようなものでもありませんね。
子どもの成長や発達はよく“土台が大切だよ”と言われますが、一本の木や植物をイメージしてみてください。
この写真に写っている木も色とりどりの葉っぱがついているのはわかりますが、根っこは土の中にあり見ることができませんね。
子どもの幼児期というのは、この見えない木の根っこ(土台)を育てる時期が大切になってくるのです。いくら目に見える花や実の部分を育てようと頑張っても、肝心の根っこが育ってなかったら?あるいは細くて弱いものだったとしたら‥?
強風や台風にさらされると、根っこからぽきんと折れてしまったり
倒れてしまうかもしれません。
反対にどっしりと根を張り、力強く太い根っこだったらどうでしょうか。
人間、社会に出ると、いいこともあるけれどもちろん壁にぶちあたったり、傷つくことだってたくさんありますよね。
だけど、環境や時代に負けないくらいの強くて太い根っこ(生きる力)があれば、自分で乗り越えられたり、何か起きた時も自分で自分を立て直せるのではないでしょうか。子どもたち一人一人が持っている根を強く太く伸ばしていきたい‥!
その根を育める一つの方法が、実は「遊び」の中にあるのです!
遊びから学べることとは?
遊びから学べるもの。いくつ思い浮かびますか?
“楽しい““面白い”はもちろんのこと
◎集中力、好奇心、探究心、成功と失敗、挑戦、創造力、工夫すること、知識欲、積み重ね、表現すること、友だちとの関わり、仲間意識、共有すること、コミュニケーション力、ルールを守る、譲り合い、相手を思う気持ち
などなど。遊びひとつの中にこんなにも得られることがあるのです。
それも一つ一つ、心という内面が育っていくためには必要不可欠な要素ばかりではないですか?
0歳の赤ちゃんでも、自分の目や耳•舌などの五感を使ったり、手指を動かして試行錯誤しながら目の前の玩具に集中してますし、(時間はまだ短いですが)繰り返しの遊びの中でコツを掴んだり、自分でできることの喜びを感じて満面の笑みを見せてくれたりします。
また大きくなってくるにつれて、興味が広がることで遊びも発展していきます。友達との関わりの中で教え、教えられることもあります。
ある3歳の子は、とてもカエルが大好きでカエルを見つけては捕まえて観察することを楽しんでいましたが、それを見た5歳のお友達は、「それ以上触るとカエルの元気がなくなるから。そろそろ逃してあげた方がいいんじゃない」と伝えていました。それを聞いた3歳の子は、大好きなカエルを逃すなんて受け入れることができないようでしたが、次第に手の中で弱っていくカエルを見て考えたよう。しばらくしたのちに「逃がしてあげる」と言って、川に放してあげていました。
5歳の子はこれまでに自分が触って触って触り倒して気づいたことだから
年下のお友達に教えてあげられたのですね。
本や図鑑、テレビの中だけではわからないリアルな実体験と、自分の好きを見つけて遊び込むことが、ゆくゆくはその先の「学びに向かう力」となっていきます。
“遊びだけでは何も身に付かないでしょ“ と、遊び=価値のないもの
というように、遊ぶことはどちらかというと軽視されがちなですが
子どもにとっては遊びが基本!遊びから学べることがたくさんあり、
こういった日常の遊びから得られる経験を積み重ねていく中で、生きていく根本的な力を身につけていっているのです。
遊びの中での大人の関わりの大切な3つのポイント
目の前にいる子どもを観察する
観察するって、出来るようで案外難しいのですよね…。何となく見ているだけだと、さらりと流れてしまいがちなんてことも。
でも意識して見てみると、
「この子は集めるのが好きなのか」
「引っ張って遊ぶおもちゃに夢中だな」などその子のブームがあるので、
とにかく好きなこと、やりたいことをやらせて満たしてあげるのが1番!
子どもは自分の 知りたい•学びたいという気持ちが満たされることでぐんと成長しますし、その時に一番吸収します(^ ^)
好きなものを吸収する力は、土台になる根っこを伸ばしてくれますよ。
(投げられたり引っ張られて困るものは、しても良いもので代用を作ってあげるといいですね)
遊びのモデルになる
「こうやって遊ぶんだよ」と教え込む必要はありません。ただただお母さんや大人が楽しそうに遊んでいる姿を見せるだけで良いです♪
特に小さなうちはまだ自分で遊びを見つけることができませんので、
「やってごらん」というよりは大人が遊びを楽しみ、楽しい気持ちを共有できるといいですね。
0、1、2歳児はまねっこあそびが主流なので、お母さんや先生、お医者さんなど身近な大人のまねが大好き。ごっこ遊びは真似から始まります。
だから遊んであげることが苦手でも大丈夫!
お母さんが食事をしている姿、お皿を洗っている姿、掃除をしている姿
なんでもいいので子どもにたくさん見せてあげて下さい(^^)
見るも学びになりますよ〜!
声をかけるタイミングの大切さ
子どもが言葉を覚えるためにもたくさん話しかける方が良いと言われていることも、遊んでいるときの声をかけるタイミングは意識したいところなのです。
「すごい!これ何描いたの?」
「上手!」など言いたいし、言ってしまうー!
(ついつい私も…)
だけど、子どもが何かに集中して静かな時というのは、実は頭の中で
“これはこうかな”“もう少しこうしてみよう”などいろんな考えや思考が巡っているのです。
そんな時に例えば、マシンガンのように質問をしたり声をかけると
子どもは答えることに気持ちがいき、考えていたことや集中力も中断されてしまうんです。
もちろん、一緒に何かを話し合いながらなど、状況により会話を楽しむことはあって全然良いのですが、
もしも、子どもが集中していることがあれば…グッとこらえることも必要。
気づいて欲しい時や、声をかけてほしい時って、必ず子どもはこちらの顔を見ますので(0歳の赤ちゃんもなんです)
ぜひそのタイミングで「できたね〜!」などほめたり言葉をかけてみてあげてください。
以上、遊びの中での大人の関わり方についてお伝えさせていただきましたが、
遊びだけに関わらず、お手伝いでも勉強でも子どもが好きでやりたいことなら、まずその思いを受け止めてあげることを大事にしてあげたいですね。
大好きなお母さんや、周りの大人にしっかり受け止めてもえらえることも
非認知的能力(生きる力)のベースになります。
子どもは本当にまっさらでいろんな力や可能性を秘めています!
たくさんの子どもたちが、子どもである時間を堪能できると同時に、
生きていくために必要なさまざま力を自分のものにしていけますように⭐︎
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